こころTALKING

元共依存バタードウーマン・DVの最前線現場で妻業18年。現場のキツさにとうとう引退して数年。今はここでしぶとく生きて、忘れられないDVの事を書いてます

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あの桜に会いに行く

この4月に
私は
東北に行ってくるはずだった。

その話しが舞い込んだ時には
このタイミングで東北に再び行けることに
まるで4年前の桜に呼ばれているように思えた。

3月11日に起きた震災と津波、そしてさまざまな事情で
大会は中止となり
東北行きは「おあずけ」になってしまった。

なので
ここでちょっと語ろうと思う。


この季節の東北には
私は並々ならぬ思い入れがある。

4年前のちょうど今頃は
私が
一番「死ぬ」ということに近かった季節だ。


・・・・・落ち着いて考えてみたら
死ぬこと以外にも方法はあったし
死ぬ事を私はホントに望んでいたわけではない。
私が本当に選びたかったのは「夫の元から離れたい」であったのに
白黒思考回路で両極端な当時の私が出した結論は
「離れたい」ではなく
「夫の目の前から自分を消す」ことに
すり替えられてしまっていた。


切羽詰まって
断崖絶壁の先っぽに立っているような状態の私は
思考回路がひとつの方向に固められてしまっていて
あとは引き金をひいて命中させるだけで・・・・

そんな状態のまま
東北をさまよっていたのが4年前の春。


家を出てさまよった道すがら
ずっと桜が咲いていたのだ。


息をのむような桜の薄紅の、雪白の花弁が
真っ暗な夜の中で
浮きあがるようにそこにあって


もう死んでしまおうとしている私は
「人間」よりも
むしろ「植物」に近い状態で
悲壮感はどこか明後日の方向へぶっとんでいた。

現実のしがらみからすっかり「さようなら」していた私は
桜と旅をしているような気分だった。


今でも思い出す。
うねるように
山肌を白く埋めていた桜。


危機を共に過ごした同士の様な
戦友の様な

私にとって桜はそんな
特別な存在だ。




…時を隔てて
今、ニュースで。

がれきが積み上がった、雑多の茶色の廃墟の中で
この津波に呑まれて塩をかぶり、波に揉まれたはずの桜が

咲いているのを見たとき

たとえようのないものが
胸の奥からつきあげてくる衝動を
押さえきれずに私は
背の低い桜が咲いている・ただそれだけの画面から
目をそらすことができなかった。


桜よ。

朋友よ。

 

東北の桜路は
私にとって思い出深い旅路でもある。
ここを通り越して
今の私がここにいる。
4年前、走り抜けてた私を抱きしめて
「何回失敗したって、それでいいんだよ」と言ってあげたい。


いつか
私はもういちど

私が死ぬために走り抜けたあの道を懐かしく辿ろうと思う。
最速の機会は逃してしまったけれど

必ず。

あの桜に会いに。
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コメント

アタシは、まじ死んだ。
10歳くらいから「死にたい」って、ずっと思ってる。
幸せそうな顔をして旦那が今 家出している今でも
アタシは、「死」を選びたくなる。
まじ「死にたい」んだから、それが相手にとって
DVになったとしても、仕方ない。
それくらい希薄だね。感情は。
2011-04-26 Tue 02:53 | URL | SOS [ 編集 ]
はじめまして。コメントありがとうございます。
家出して離れている旦那さんが幸せそうな顔をしているように見えるのでしょうか。
マジ、死にたいという気持ちにいつも追われていて
それが相手にとってDVになったとしても仕方ない、と思われているんですね…。


コメントを読みながら
私が感情を希薄にさせて
自分を守っていた時期の事を思いだしていました。
実感が伴わない辛さは、実に歯がゆく
見えない水におぼれかけてあがいているような気分になりました。
空気があるのに酸素が薄くて呼吸ができないような。

そう・・・
気持ちを感じている今を味わうことは
難しいのかもしれません。
SOSさんは「感情は希薄だ」とお書きですが
この状況の中でも、ご自身の感情をちゃんとキャッチしていると
私は感じましたよ。
今は相当辛い状況なのでしょうが、もしかすると実感が伴わないかもしれませんね。



『死にたい気持ちの重みを引きずりながら
今日も朝をむかえてしまった…』
そんな日のワタシは身体の中がからっぽになってしまっていて
…その時は
私自身がなくなってしまうような軽さや薄さを感じながら
同時に
縛り付けられたような重みも感じていました。


今、おいくつなのか分かりませんが
長い間、死にたい気持ちを抱えながら、それでも
SOSさんは「生きる」という選択をし続けているんですね…。

2011-04-26 Tue 23:28 | URL | エリコ [ 編集 ]

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